こんにちわおはようございますこんばんは!

皆様、いつも僕の飼育記録を見て下さりありがとうございます( *´艸`)

文章力もなく、たいしたブログでは無いにもかかわらず、感謝の気持ちでいっぱいですm(__)m

今日は、沢山のお問い合わせを頂きます、自作菌糸ボトルの作成について記事を書かせて頂きました。

これまで沢山の失敗をしてきました、、、

思い出せば泣けてくるほどで、、、

最悪な時は60ブロックを頑張って詰めたのに!

ほぼすべてのボトルがカビだらけ( ノД`)シクシク…

または菌糸が何日待てど回らないなど。

そして、一番辛いのは、何時間もかけて詰めたボトルを全て掘り出して捨てる時、あぁ、あんなに頑張ったのに、あの努力と時間は何だったんだと、悲しみに浸ります。

しかし、自身で菌糸ボトルを詰めてこそ、一歩進んだブリードが出来ますし、飼育コストも抑えることが出来ますのでマスターしておきたいところです(*’▽’)

きっとどこかに同じ事で悩んでるブリーダーさんがいると思って、今回記事にさせて頂こうと思いました(^^♪

あくまで我が家で実践していることであって、沢山の失敗から導き出した詰め方です。

正直面倒な工程が多いですが、おおかた700ブロックくらいは、この方法で詰めて、ダメにしたボトルは一本も無く、少し回りが悪かったボトルが幾分あった程度(10本未満)なので、間違いでは無いのでは?と思っています。

もっと良い方法があるかもしれませんが(>_<)

参考程度に見てみて下さい!(^^)!

まず一つ目のポイントは、菌糸ブロックをしっかりと成熟させる工程になります。

菌糸ブロックによっては、販売され、手元に来た段階にて、成熟度合いが浅い場合があります。

人気の銘柄の菌糸ブロックほど、経験上成熟が浅いようなイメージ(偏見)があるような気がします、、、

状態としては、触ってみると中がスカスカといいますか、ぎゅっと、カチッとなっていないような状態です。

柔らかくて、皮膜もほとんど張っていない場合もあります。

写真ではほんとに分かりにくくて申し訳ありませんが、熟成の浅い菌糸ブロックはこちら(>_<)(オオヒラタケ菌糸ブロック)

外観は、白い皮膜はまばらで、全体的に茶色いオガが目視出来ます。

触ってみると、柔らかめで、ぎゅっとしていなく、ふわっとしているような印象です。

次に、熟成しているブロックはこちらです。

見た感じは、全体的にしっかりと皮膜が張っており、手に取ってみると、カチッと圧縮されているような、ぎゅっと詰まっているような感じです。

この最初の工程でがとても大切で、二次発菌に大きく影響する印象です。

菌糸ブロックの成熟、ボトルの二次発菌は、20-22度程度で行っています。

菌種は、オオヒラタケ、ヒラタケ、カワラタケ、カンタケにて、同一の方法を実践しています。

さて、菌糸ブロックの成熟が十分に出来ましたら、いよいよ菌糸をボトルに詰めていきます。

使用する器具は、我が家ではアルコール消毒は行っておりません。

アルコール消毒を行う場合には、十分にアルコール、その他成分を水拭きし、拭き取らないと、残留成分による発菌抑制の原因の一つになる場合があります。

我が家では、使用器具は水洗いと乾拭きのみです。

しっかりと熟成された菌糸(熟成しすぎに注意。概ね一週間から二週間)はそうそうカビに浸食されないのだと思います。

では、菌糸ブロックを袋から出していきます。

今回はカワラ菌糸を詰めていきます。

しっかりと、皮膜がブロック全体を覆うように真っ白になるまで熟成していたものです。

ここで二個目の重要なポイントは、ブロックの皮膜を丁寧に、かつ完全に除去することです(^^)/

この皮膜の成分に、二次発菌を抑制する成分が含まれており、菌糸が回らない、カビが発生するなどの原因になります。

ここは、菌糸ボトルを自身で作成する時には、最も重要な工程といっても過言ではないと感じています。

では、皮膜を丁寧に除去してみましょう( *´艸`)

バリバリ剝いでいきます(´゚д゚`)

おすすめの武器はパン切ナイフ!

ガリガリと、丁寧に剥いでいきます。

穴の中の皮膜も丁寧に除去します。

カワラ菌糸は皮膜が厚いので、剥ぐのも大変です(>_<)

取りにくい場所は、ブロックを割って除去していきます。

綺麗に皮膜を取り除き、 バーベキュー網などを使って細かく砕いていきます。

今回の菌糸は、微粒子、中粒子混合です。

写真の様に綺麗に砕いていきます。

ここでポイントなのですが、ブロックを意図的に混合する場合を除き、僕はブロックを混合せずに、1ブロックずつ崩して詰めています。

これは、同じメーカーの同じ菌糸ブロックでも、成熟度合い等の違いなのか、たまに、ブロック同士が拒否反応を起こすことがあり、うまく菌糸が回らない経験があったことから混合をしないように変更し、実践しています。

また、極まれにある虚弱なブロックを混ぜたことで起きる、二次発菌を抑制、カビに負ける現象も最小限に抑えます。

この場合、もし5ブロックを全て混合粉砕してしまうと、5ブロック全てがダメになります。

最悪の事態を回避するためにも、手間ですが、1ブロックずつ崩して詰めていく方法を実践しています。

しかし、同じ銘柄の同じ菌を使用している菌糸で、オガの種類を混合して使いたい場合にはブロックを混合して使用しています。

さて!いよいよボトルに詰めていきます。

今回はプレス機を使用致しましたが、すりこ木や、手詰め用のステンレスプレスでも大丈夫です。

2018年に作出致しましたスマトラヒラタのレコード個体に使用した菌糸ボトルも、手詰め用のステンレスプレスと素手で詰めたボトルを使いましたので、プレス機で沢山詰めないと大きくならないことは無いと感じています。

逆に、力いっぱい詰めすぎての酸欠に要注意です( ;∀;)

プレス機は銘柄にもよりますが、詰まりすぎに注意しながら詰めていきます(^^)/

ご使用の機材に合わせて、力加減を見出されてみてください(^^♪

一日から二日経過後は、既に下写真のように僅かに菌糸の再生が確認できます。

今回は、7日後には下記の写真の状態まで菌糸が回りました。(カワラ菌糸)

ここまで菌糸が回っていればすぐに使用可能です。

オオヒラタケ菌床も同様に詰めたものがこちらです。

全てのボトルが、しっかりと発菌してくれています。

ざっくりとなってしまいましたが、今回ご紹介致しました詰め方にて、現在はブリード飼育しています(^^)/

菌糸を良い状態に仕上げることが出来れば、大型個体の作出がぐっと近づきます!(^^)!

そこからの、食性、サイクルの検証を行っています。

個々のブリードルームでも変わりますし、種類、産地、血統での食性差異もあります。

クワガタ飼育はまさに沼の様なイメージです(笑)

まだまだ沢山の検証をして、ご紹介できるように頑張ります(#^.^#)

では今日はこの辺で~(^^♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です